グループホーム数 都道府県ランキング

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)は、認知症高齢者が少人数(1ユニット9人以下)で共同生活を送る地域密着型サービスです。家庭的な環境で日常生活を支援し、認知症の進行を緩やかにすることを目的としています。全国には14,156件のグループホームがあり、認知症ケアの中核的な住まいとして機能しています。

本記事では、グループホーム数の都道府県別ランキングと、分布の傾向を解説します。

グループホーム数 都道府県ランキング

順位都道府県施設数
1北海道988
2神奈川県826
3東京都707
4大阪府694
5福岡県688
6愛知県618
7千葉県494
8埼玉県466
9兵庫県428
10静岡県414
11広島県372
12鹿児島県370
13岡山県345
14長崎県339
15愛媛県336
16青森県314
17宮城県302
18岐阜県293
19新潟県283
20茨城県279
21群馬県277
22長野県266
23福島県265
24熊本県252
25京都府223
26岩手県203
27三重県202
28秋田県195
29富山県194
30山口県191
31宮崎県184
32栃木県179
33佐賀県174
34大分県155
35石川県155
36奈良県151
37滋賀県151
38高知県151
39山形県143
40島根県143
41徳島県131
42和歌山県127
43香川県115
44沖縄県113
45鳥取県98
46福井県97
47山梨県65

ランキングの読み解き

地域密着型サービスの分布

グループホームは地域密着型サービスに分類されており、原則としてその市町村に住所を持つ高齢者が利用できます。このため、施設数の分布は単純な人口比例ではなく、市町村の指定方針や高齢化率が影響します。

都市部と地方のバランス

特別養護老人ホームと比較すると、グループホームは地方都市にも一定数分布している傾向があります。これは1ユニットあたり9人という小規模性が、地方でも運営しやすい規模であることが関係しています。

運営主体の多様性

グループホームは社会福祉法人だけでなく、医療法人、株式会社、NPO法人など多様な主体が運営しています。株式会社運営の割合は他の介護施設類型より高く、民間参入の活発な分野です。

グループホームの特徴

認知症特化型のケア

グループホームは認知症の診断を受けた方のみが入居できます。認知症ケアの専門知識を持つ職員が、日常生活動作(調理・洗濯・掃除など)を利用者と一緒に行うことで、認知機能の維持を図ります。

少人数制のメリット

1ユニット最大9人という規模により、職員と利用者の関係が密になり、個別性の高いケアが可能です。大規模施設では得られない「家族的な雰囲気」を重視するのがグループホームの特徴です。

医療的ケアの限界

グループホームは医療機関併設ではないため、看護師の配置は必須ではありません(加算算定のため配置している場合はあり)。胃瘻管理、吸引、酸素療法など常時医療的ケアが必要な方は対応が難しい場合があります。

費用感

グループホームの月額費用は地域・施設によって異なりますが、概ね12万円〜20万円程度が一般的です。内訳は以下の通りです。

  • 介護サービス費(所得に応じた自己負担)
  • 家賃・光熱費・食費(全額自己負担)
  • 日用品費・医療費(実費)

特別養護老人ホームと比較すると、食費・居住費の軽減制度(補足給付)が利用できない点が費用面での違いです。

入居条件

グループホームに入居するための主な条件は以下の通りです。

  • 要支援2または要介護1〜5の認定を受けていること
  • 認知症の診断を受けていること
  • 施設のある市町村に住所があること
  • 集団生活に支障がない状態であること

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出典

  • 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(CC BY 4.0)

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